東村山アストロズは野球によって養われるのは、体力だけではないと考えます。
年齢が違う仲間と協力することで得られる楽しさを感じたりすることで協調性を学び、上級生の行動に尊敬する気持ちが芽生えたり、下級生への世話することで思いやりの気持ちを学ぶ、『人間的な成長』や『心の成長』も期待できます。
子供が興味がわいた時期が好機ですよ!
成長の年齢に応じて効果が大きく望まれるトレーニングがあり、この発達・発育していく特性を説明するときに「スキャモン曲線」のグラフが使用されます。
右のグラフは、アメリカの学者・スキャモンによって発表された『スキャモンの発達・発育曲線』です。
このグラフは、20歳時の成長発育を100%として考え、発達・発育していく特徴を4つの系統に分けてグラフ化したものです。
運動能力やリズム感に関わるのが神経系で、生まれてから5歳ごろまでに80%まで成長し12歳で100%近くに達します。
子供の成長は早く、神経系の発達が著しい年代で、さまざまな神経回路が形成されていく大切な時期になります。そして、神経回路は一度できると消えることは滅多にありません。何年も乗っていないのに、自転車や車の運転を体が覚えているのはそのためです。
神経が発達し100%に達するまでの4~12歳までの間に、いろいろな運動をさせることは、神経回路へ刺激を与え運動能力の向上に大きく役立ちます。
野球は特に手・足・道具を使うため、難しい運動ですが、その分、神経を刺激し運動能力の向上に最適といえます。
低学年のうちにお子様にさまざまな運動させてあげてください。この時期を逃すともったいないですよ!
スポーツ選手の動きを見て、『センスがいい』、『身のこなしが軽い』、『状況判断が優れている』等と表現する時、それはコーディネーショントレーニング能力が高いということです。
コーディネーショントレーニングとは、様々な感覚器官から入ってきた情報を脳が上手に処理して、体の各部に的確に指令を出す神経回路の働きを高めることで、体の使い方をなめらかにすることを目的とした運動です。
外遊びが当たり前だった昔は、遊びがそのままコーディネーショントレーニングの代わりになっていました。
東村山アストロズでは、運動能力の向上を目指し、コーディネーショントレーニングを実践し、野球選手としての技能を身につける土台をつくることに力を入れています。
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